都内3LDK大学生

徒然なるままに…旅行先でのこと、バイト先の情報、ふと思ったことなどを書いています。

恥ずかしさゆえの葛藤

恥ずかしいと思う対象は人それぞれであると思うが、私の目の前にいる少年、

偶然同じエレベーターに乗り合わせた少年は

どうやら「おやすみなさい」と言うことに恥ずかしさを感じるようだ。

 

夜、自分が住むマンションに帰って来ると、ロビーやエレベーターでよく住民と顔を合わせる。大概、すれ違う程度なら「こんばんは」。エレベーターに乗り合わせて、一方が先に降りるときには「おやすみなさい」と声をかける。

特別深い意味はない。挨拶である。

しかし、外での活動時間が昼間に限られる少年にとって、深い意味がない挨拶といえば、「おはようございます」「こんにちは」程度であろう。

「こんばんは」はまだしも「おやすみなさい」なんて、親にしか使わないフレーズに違いない。

多感で純粋無垢である思春期の少年にとって、赤の他人に「おやすみなさい」と言うなんて、深い意味などなくても恥ずかしい。

結局、少年はエレベーターを降りる際、私に「さようなら」といい去っていった。

あまりに可愛かった。