夜は短かし歩けよ乙女コラボカフェに行ってきた
森見登美彦作品が大好きだ。
あの文章がたまらない。何度読んでも心がきゅっとする。
一瞬で心が京都へ飛んでいく。
自分がもっと優秀だったら間違いなく京都大学を目指していた。し、いまでも、何かしたら京都大学に入れるチャンスがあるんじゃないかと常々機会を狙っている。
そして、テスト期間で疲れている日やそうでない日はYouTubeで
『睡眠 BGM 京都』で検索して、京都を感じられる音楽を聴きながら眠りに就くレベルまで京都への憧れが高まっている。
そんなとき、東京にいながら
森見登美彦作品を感じられるとの情報が入った。すぐさま、私と同じく森見登美彦作品の虜となっている友人に集合をかけた。
場所は渋谷区神宮前4丁目8-1
いわゆる表参道だ。表参道で京都を感じられるものか。
にわかに信じがたかったが、そこは京都だった。京都というよりむしろ、森見登美彦の作品の中だった。そして、作品を感じられるというよりむしろ、作品に包み込まれていた。
壁一面に描かれている中村佑介さんの作品を見ていると何時間でも飽きない。
そして、店員さんや他のお客さんなど、みんな作品愛に溢れていた。なんとも素敵な空間だった。
メニューも素敵。私が頼んだのは
《夏の夜にときめく、ハートのモッツァレラチーズをのせた乙女パスタ》
《偽電気ブラン》
パスタは普通にカフェのメニューとしてもめたゃくちゃ美味しかった。乙女マグカップに入っているスープも。
そして、これは義務感から注文した偽電気ブラン。甘くもなく辛くもなく芳醇な香りを持った無味の飲み物と乙女は表現していたがどうなのだろうか。
結論から言うと、ここでいただけたのは本物の浅草の電気ブランのライムソーダ割りだった。
そして、確かに甘くもなく辛くもない。が、甘くもあり、辛くもあったと言われればそのとおりであった気もする。
まあソーダ割りだったし。
ディナー特典のキーホルダーとコースターはこんな感じ。
元バーテンダーのダンディーな店員の方や、夜は短し歩けよ乙女愛に溢れる美人な店員さんのカスタマーサービスがとっても素敵で、コラボをしていなくてもまた来たいと思ってしまった。